苛酷な残業で体がボロボロと嘆いている人がたくさんいます。会社は仕事が忙しくなっても人件費の削減を理由に人数を増やそうとはなかなかしません。そのツケを従業員の残業で乗り切ろうとします。以前からこれはよくある事でしたが、いまさらながらこれが問題になっています。
しかしその残業も従業員にとっては、残業代がもらえるからと喜んではいられません。労働者にとって体は資本。病気やケガをすれば誰も助けてはくれません。
では労働法により決められた残業時間とはどのくらいなのでしょう。調べると労働基準法では1日8時間労働で週に40時間を超える労働は原則として認められていません。しかしだからといって忙しいのに仕事が山積みのままにしておくことはできません。
これにより止む無く残業となるのですが、会社にはそれでも会社と労働者の話し合いで労働協定が結ばれており、その協定の範囲内であれば残業が認められています。
だからといって何時間でも残業をしていいということにはなっていません。最大で1週間に15時間2週間で27時間、1カ月で45時間が限度となっています。これから計算してみると1日あたり2時間ほどが限度です。
私にも経験がありますが、1日の労働時間の後残業は2時間が限度で3時間もすればほとんど仕事になっていないのが現状です。
これは一般的な会社であり女性の仕事上ではどうかとなると、やはりあまり変わりはないという気がします。男女雇用均等法により男女別なく職業を選べいろんな仕事ができるようにはなりましたが、それでも男女の体力的な違いは明らかです。
昼間の時間をダラダラ仕事をしている訳ではないのに、終業時間になっても仕事が終わらない、効率が悪いのではといろいろ方法を講じてみても変わらないという場合はあります。
それは事実仕事量として多いということです。
女性の仕事としてそこまでしなくともと言われることもありますが、お給料をもらって仕事をしているプライドがあります。一度“どうしてこんなに仕事量があるのか”、“どうすればもっと仕事上手を省くところは省き、効率よくはできないだろうか”等々考えいろいろ方法を試してみればよいと思います。
どこかに盲点があり、時間がかかっている箇所があるのです。辛いと嘆くよりも、より上手く時間を使い仕事量を熟していく方法を探す方がよいと思います。